東日本大震災後のことかな。

 

教会の友人が怒っていた。理由はお葬式に出ているときに連絡が来て、消耗品係なんだからゴキブリホイホイをすぐに買って来いという・・・

 

普通は、お葬式の日に呼び出されるほうが迷惑だと思うし、それがゴキブリホイホイを買って来いってなんだろうね。

 

後から知ったのは、祭壇の裏にゴキブリが出るから、係以外の人がゴキブリホイホイを買って来たんだって。それを知った神父が喜んで、ミサ説教で話したから、そういうことになったのかもしれない。それで、自分のお母さんが貧乏な家の子にランドセルをあげて、それを匿名で先生のほうから渡してもらった話とか。神父さんお得意の母親自慢。

 

それってね、もう素直に聞ける年齢ではない世代の方たちがたくさんいる教会でやるし、司祭館の建設資金が足りないから出せという話がある時期で、そこに祭壇の窓枠がゆがんでいて、そこから雨漏りがしているのではないか、という補修工事の話や、とにかく震災後間もなくというのに、お金の話ばかり。

 

やっと自分の家の壁紙を直したと思ったら、今度は教会の補修。そこまではいいとして、司祭館を建設するとか?

 

まあ、いろいろあった。

 

だけど、祭壇にゴキブリの出る教会というのはどうなのかな。ゴキブリに礼拝しているわけ?

 

それを雨漏りのせいにしていたけど、実は祭壇のロッカーに遺骨を入れっぱなしにしていたせいで、ゴキブリが裏を徘徊するようになったのではないかと。

 

そのためにゴキブリホイホイを急いで買って来いとか、緊急の補修工事とか、遺骨を無縁仏用のお墓に安置するとか、慌ててやりだしたのかも。

 

私はその頃は娘の受験のために送迎があって、ほとんどミサには行かなかった。

 

士師記 20. 8-11